つながれっとクラブ・イベントジャーナル

「つながれっとクラブ」は、名古屋市男女平等参画推進センター(つながれっとNAGOYA)指定管理者 NPO法人参画プラネットが運営しています。
つながれっとNAGOYAで毎月開催される指定管理者 NPO法人参画プラネット主催のイベントの様子をみなさんにお届けいたします!
(当サイト中、意見にわたる部分については筆者の個人的意見であって、参画プラネットの見解を表明したものではありません)
渋谷敦志 講演会・交流会 報告:「撮るなら心をこめて」
7月29日(日)に開催しました、
写真家、渋谷敦志さんの講演会・交流会をご報告いたします。

講演会には、40名を越える方が会場へ。
ご参加くださった方々、本当にありがとうございました。
渋谷さんのお話からは、写真が持つ力の様々な側面や可能性を強く感じ、
同時に、フォトジャーナリズムの世界の厳しさ、
プロとしての活動の困難も垣間見られたような気がします。
そこを活動のフィールドとして選び、信じて歩き続けている
渋谷さんご自身の使命感と前向きな姿勢が、とても心に響いてきました。

交流会では、参加者の方たちからのご意見や質問、感想の
ひとつひとつが印象的でした。
特にこのイベントに参加してくださった動機の、バラエティ豊かなこと!
「“撮るなら心をこめて”、というタイトルに惹かれてきました」
「アジアにある東ティモールを、あまり知らないから」
「フェアトレードに興味があり、東ティモールのコーヒーが好きなので」
「東ティモールに行ったことがあり、関心があります」
「チラシの“人々の無関心”という言葉が気になって」などなど。
さらには、渋谷さんが驚く再会もあり、
今回のイベントがそのご縁をつないだことを、嬉しく思いました。

わたし自身も、たくさんの驚きを伴う発見や気づき、
そして未来へ向かう前向きな気持ちをいただいたイベントでした。
(中村奈津子)
| tsunagaletclb | 渋谷敦志 講演会・交流会「撮るなら心をこめて」 | 23:54 | comments(0) | - | - | - |
渋谷敦志 講演会・交流会 感想:「撮るなら心をこめて」
イベントのチラシには、キャッチコピーがこう書かれていた。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
フォトジャーナリストとして活躍されている渋谷敦志さんが、
最近訪れた東ティモールの現状を作品を介して紹介。
紛争や貧困などで、より一層過酷な状況に置かれている女性や子どもたち。
人々の『無関心』という『国境』を、どう乗り越えていくか。
世界を見つめ、考える時間を共有しましょう。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
『無関心』というよりは、目をそむけていたかった。そう思っていた。
文字だけでなく、写真という実像から伝わってくる生々しい情報は、
目と耳と、そのほかの感覚をも刺激する。
その感覚を受け止める準備のない私は、渋谷さんの講演を聴く直前まで、
心の目を閉じていたような気がする。
そう言えば、たしかに心に壁『無関心を装う国境』を築いていたのだろう。
東京からいらっしゃった渋谷さんにお会いしたとき、第一印象は、柔和な感じ。
すこし心が解けた。
お話をしばらく聞いていると、感覚の緊張も解けてきた。
生々しさをストレートに語らない、その奥深くに、何があるのかが、わかってきた。
渋谷さんが、その事実、その実情を受け止めていらっしゃる。
私に伝わってくるのは、その渋谷さんが受け止めた真実だった。
私は、ハッとした。
どうやって、どうして、その目と耳と、そのほかの感覚で、
これだけの事実を受け止めることができるのだろう、と。
その原動力はなんなのだろう、と。
『悲しい』と、ただ、嘆いていても始まらず、
『政治が、国際社会が』と、責めていても始まらない。
その現実の場に出向いて、心をこめて撮り、伝えることの使命。
潔いチカラが、わたしの胸に響いた。
『知る』ことが、『気づく』ことが、未来へのチカラに変わっていく。
目にすることが、チカラに変わると、強く実感した。
一人ひとりにできる事を見つけ、そのきっかけを共有したこの時点から、
それぞれの場へと散り、一人ひとりの未来を形づくっていく。
この現状を心に深く刻んだ。
その夜、眠りについた11歳の息子の穏やかな寝顔を眺めながら、ため息をつく。
ただ秩序のない横柄な強い力の下、いつも弱いものが、その鬩ぎ(せめぎ)を
一方的に受ける。
その不条理を抵抗する術もなく、ただ難民として、
わが子を守れる親ならまだ救われているというのは、なんとも言い難く、胸に迫る。
子どもを手離す苦しさを、どう受け止めているのだろうか。
身の回りが、そういう状況ともなれば、誰しもが、その状況の渦に呑み込まれて
麻痺してこそ、生き永らえていくのだろうか。
そして子どもたちは、学校にも行けない。
教育を受けず、生きていくとき、また、新たな弱者が生まれる。
弱者は絶えず弱者なのか。
それを支える社会はなんなのか。
憤りだけで終わらせない覚悟を、渋谷さんの優しい眼差しの奥に、見た気がした。
平和であることの非日常さを、日常に変える日まで。
『知る』ことをやめないでいこう。
(堀 紀美子)
| tsunagaletclb | 渋谷敦志 講演会・交流会「撮るなら心をこめて」 | 21:14 | comments(0) | - | - | - |
渋谷敦志 講演会・交流会 感想:「撮るなら心をこめて」
東ティモール・・・。
わたしにとっての東ティモールは、バリ島近くのインド洋に浮ぶ島。
バリ旅行中に東ティモールの暴動を知ったわたしは、バリの観光客への
影響があるかを現地の人に聞いたことがある。
渋谷さんの講演会に参加するまでは、東ティモールとの接点はたったこれだけ。

渋谷さんの写真とトーク。それはわたしにない視点を与えてくれた。
普段、自分の生活で精一杯で、世界で何が起こっていようと、
そのときの映像は目に入っても、すぐに出ていってしまう。
いつも情報の渦の中にいて、情報に飢えることはない。
渋谷さんがお話されていたように、日常は受動的情報ばかりで、
自ら立ち止まって考えることはめったにない。
そのめったにない機会をこの講演会で得ることができた。
世界の状況にあまり関心を示すことのない私にとって、
今回の講演会は新たに知る世界ばかりだった。
報道カメラマンの現状、報道がもたらす被災地への援助金の差異、
恐るべきアンゴラの実情・・・etc。

渋谷さんの講演会に参加するまでは、カメラマンというのは
四六時中シャッターを切っているものと思っていた。
雑誌などのモデルを連続で写している印象が強かったためだろうか。
渋谷さんにとって写真撮影は、98%はコミュニケーションだという。
たしかにコミュニケーションなしに写真撮影はできないだろう。
しかし、一瞬でモデルとなった子供たちの素の姿を捕らえている。
すごい技術、感性であると同時に、渋谷さんとモデルの間に通い合った
心があるからこそ撮れる写真なんだろうと思った。
あらためてタイトルの「撮るなら心をこめて」にこめられた渋谷さんの
思いというものを感じた。

現在は紛争は終わったものの、平和ではない状態が続いている東ティモール。
しかしまだ開発されていない自然の美しさや、唯一の産業といってよい
有機コーヒー、そして豊富な地下資源。
渋谷さんのトークから私なりに想像した東ティモール。
それはとても美しい穏やかな島。いつか行くことができるだろうか?
そんな日が早くやってきてほしいと思った。

さて、講演会後、ふと思ったことがある。
渋谷さんはじめ海外で援助活動をされている方のご家族は、
海外に送り出すとき、どんな思いなんだろうかと・・・。
(深井希代)
| tsunagaletclb | 渋谷敦志 講演会・交流会「撮るなら心をこめて」 | 21:11 | comments(0) | - | - | - |
渋谷敦志 講演会・交流会 感想:「撮るなら心をこめて」
今回の写真の舞台になった「東ティモール」がどこにあり、どんな国なのか全く知らなかった。この写真展を見た時、一枚のパネルの、大きな瞳でこちらをじっと見つめ、何かを訴えるような少女の表情に魅せられた。この写真を撮った人は一体どんな人物なのだろう。

渋谷さんの、写真を見せながら「どういう気持ちでシャッターを切ったか」という説明は丁寧でわかりやすかった。東ティモールは独立してわずか6年という若い国だ。しかし、国内は決して治安がいい訳では無く、戦争の爪あとが残る難民キャンプで生活する人々の暮らしは貧しい。彼等の中に渋谷さんは入っていき、一緒に暮らすうちに、ようやく打ち解けてくれたそうだ。「この写真の多くは、出会ってすぐに撮らせてもらった訳ではなく、100の時間のうち95まできて撮れた写真なのです。」彼の温かみのあるまなざしが、ファインダー越しに被写体になった人物の心まですくいとっているようだった。

今はどうにか暮らしていても、明日の保証の無い生活。それでもキャンプの中で遊ぶ子ども達の笑顔は、とても明るかった。十年後、二十年後の未来を彼らはしっかり背負っている。 

家に帰り、手を洗うために蛇口をひねった。当たり前に水が出る。そしていつものように家族で食卓を囲んだ。今まで普通に思っていた平和な日常に心から感謝した。
(洲崎みどり)
| tsunagaletclb | 渋谷敦志 講演会・交流会「撮るなら心をこめて」 | 21:00 | comments(0) | - | - | - |
渋谷敦志 講演会・交流会 写真:「撮るなら心をこめて」
7月29日(日)行われた講演会の様子です。

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| tsunagaletclb | 渋谷敦志 講演会・交流会「撮るなら心をこめて」 | 00:00 | comments(0) | - | - | - |
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