2008.04.22 Tuesday
女性のためのブックトーク 報告:「女の遺言〜わたしの人生を書く」
タイトル | 女性のためのブックトーク「女の遺言〜わたしの人生を書く」 |
講師 | 麻鳥澄江、鈴木ふみ 『女の遺言−わたしの人生を書く』(御茶の水書房)著者 |
と き | 4月19日(土)午後1時30分から4時 |
ところ | つながれっとNAGOYA 交流ラウンジ |
プランなごや21 | 目標4:家庭・地域生活における男女の自立と共同参画 4−4:高齢期における男女の生活の自立と共同参画 |
コーディネーター | 林やすこ |
4月19日(土)つながれっとNAGOYAでは
女性のためのブックトーク『女の遺言 わたしの人生を書く』が開催されました。
参加者は50余名。
麻鳥澄江さんと鈴木ふみさんとともに
自分の生き方や仲間、つながりのなかで生きることなどを
考える2時間半を過ごしました。
これまであまり語られることのなかった
女性の立場からの法的な遺言に関するお話とともに
女性たちの生き様や歴史、つながりのなかで受け継がれてきたことが語られます。
女性の財産と受け継いできた貨幣には換算できない大切なもの。
たとえば、選挙権、科学界での女性の地位向上のための公益信託(猿橋賞)、
国際的に女性たちの流れを作る活動・・・・
彼女たちが強い意志を持って次の世代へ手渡してきたことに心を動かされます。
遺言カードを使った遺言ワークショップを体験し
フラッシュ・カードを使った双方向参画型のブックトーク。
会場のみなさんからは うなずき、何かを感じ取った表情が伝わってきます。
キーワードは
“仲間”と“つながり”のなかで“聴きあい、語り合うこと”
受け継いだもの、大切にしたいもの、わたしから伝えたいことを選び取り
遺言を書く過程を経て、わたしの人生を創っていくのです。
そして、わたしたちひとりひとりの変化が、社会の変化へもつながっていく!
あとがきの一文
『「死」を話題にして語り合える人々のつながりは、生きている社会でともに未来をつくるつながりにもなると信じています』
そんな大きな視野をも含んでいることを感じる時間になりました。
(林 やすこ)