2009.03.17 Tuesday
報告:「宇宙船地球号とともに!〜名古屋発、COP10に向けて〜」
タイトル | 映像上映&講演会 「宇宙船地球号とともに!名古屋発、COP10に向けて〜」 |
講 師 | 山本敏晴(NPO法人宇宙船地球号) |
と き | 2009年3月14日(土曜日)午後1時30分から4時30分 |
ところ | つながれっとNAGOYA 交流ラウンジ |
プランなごや21 | 目標6:国際社会における男女共同参画 (3)環境問題への男女共同参画 |
コーディネーター | 中村 奈津子・内藤 志野 |
3月14日に開催した「宇宙船地球号とともに!〜名古屋発、COP10に向けて」。映画「ツバル 大切なものに導かれて」の上映と、NPO法人宇宙船地球号の事務局長、山本敏晴さんの講演会を行ったこの日。なにかと慌しい年度末の開催にもかかわらず、約50名の方が会場へいらっしゃいました。
冒頭に担当の私から、タイトルに含めた「COP10(生物多様性条約第10回締約国会議)」の簡単な説明とご案内を致しました。よりご関心のある方は、どうぞCOP10実行委員会のHPをご覧いただければ幸いです(http://www.cop10.jp/aichi-nagoya/ )。合わせて、生物多様性になぞらえれば、会場となったセンター(名古屋市男女平等参画推進センター)が目的とする「男女共同参画」は、人的多様性を支えるキーワードの一つであり、決して今回のテーマと無関係なことではない(むしろ根本的には、つながりの深いテーマである)こともお伝えしました。もともと内閣府の男女共同参画基本計画(第2次)には、環境の分野における男女共同参画の推進もうたわれているところですが、さまざまな機会を捉えて、こうしたつながりを発信していきたいと思っています。
さて、映画上映と講演会について。この構成は、昨年度行った映画「ツバル」の試写版上映の際に、皆さまからいただいたアンケート結果として「山本さんのお話をもっと聞きたかった」という声が非常に多かったために実現したものです。合わせて開催中の写真展「沈みゆく島の大切なもの 地球温暖化とツバル」も含め、写真展・映画・講演会という全ての組み合わせは、全国初だとか。大阪、滋賀などの遠方からお越しくださった参加者の方もいて、大変嬉しく思いました。
映画では、ツバルを舞台にして、環境をめぐる課題の概要と、一人ひとりにできることの提案がわかりやすく表現されていました。この映画は、自分たちにできることを考える「きっかけ」を提供するための作品として、さらに改善を重ね、2010年度の作り直しを予定しているとのこと。続く講演会では、映画に組み込めなかったツバルの状況と、環境問題についての具体的なデータをもとにしたお話をいただき、さらに理解が深まったように思います。山本さんのお話は地球温暖化にとどまらず、水や資源の問題、国際協力活動について、国際協力師という職業についてなど、徐々にスピードアップして次々と展開されました。
最後に。今回は資料のひとつとして、センターの情報誌『つながれっとレター』をお配りしましたが、あえて古い2004年発行の「2号」をお渡ししたことに言及しなかったため、戸惑われた方もいらっしゃったかと思います。まずはお詫び申し上げます。これは、センターの1周年記念シンポジウムで、コーディネーターに原ひろこさん、パネリストに山本さん、坂東眞理子さん、山本芳幸さんをお招きした記事が載っていたためにお渡しをしたものです。ご了解いただければ幸いです。(センターHPでも、このシンポジウムの概要が載っております。是非ご覧くだされば幸いです。
http://www.tsunagalet.city.nagoya.jp/search/eventreport/1shuunen.html
(中村奈津子)