2009.11.14 Saturday
報告:「劇団プレイバッカーズ」による女性への暴力をなくすための即興劇
タイトル | 「劇団プレイバッカーズ」による女性への暴力をなくすための即興劇 |
と き | 2009年11月14日(土曜日)午後2時から4時 |
ところ | つながれっとNAGOYA 交流ラウンジ |
プランなごや21 | 目標2:女性の人権尊重 |
コーディネーター | 堀紀美子 |
11月14日(土)に開催された「女性への暴力をなくすための即興劇〜観て、感じて、考える ドメスティック・バイオレンスの構造〜」では、あいちモリコロ基金助成事業プロジェクト「DV被害を受けた女性の暮らし復興調査報告会」と、プレイバックシアターを上演した。プレイバックシアターとは、ニューヨークで生まれた台本なしの即興劇。参加者から語られる実話を舞台劇として再現される。劇団プレイバッカーズは、日本のプレイバックシアターの旗手で、横浜を拠点に全国各地で上演実績をもつ。ドメスティック・バイオレンスをテーマに、参加者が自分自身に起こったこと、経験した過去を話し、語り終えると役者たちが、その話の内容を瞬時に一篇の舞台劇にする。プレイバックシアターで織り成される一人ひとりの体験が、参加者全員共有の体験となる。繊細かつ迫力のある演技は、参加者の胸に感動と共感を興した。
参加者からは、次のようなコメントが寄せられました。
・DV当事者、支援者などDVに関心の高い参加者が多かった。
・以前、プレイバックシアターを観たことある方が、もう一度観たいと参加していて、劇団プレイバッカーズの人気の高さがうかがえた。
・DV当事者からの体験談、知人や家族のDVを目の当たりにした方の体験談など、DVは身近に起こっている問題であり、気が付いている人と気付かずにいる人がある。今回の劇を見て、自分の身にも起きていたんだと認識した参加者も何人かいた。
・初めてプレイバックシアターを観た方は強い印象を持ったとコメントしており、DVを理解するきっかけになった。
このほか、感動した、涙がでた、などの感想が多く寄せられた。
講演者からの一方的な講義ではなく、双方向で参加型のスタイルだったため、参加者の理解を深めることができた。11月は「女性への暴力をなくす運動」のキャンペーンが実施される。配偶者からの暴力、デートDVなど若い人たちへの暴力など、暴力を根絶し、一人ひとりが安心、安全に生活できる「男女共同参画社会の実現」につながる事業となった。