つながれっとクラブ・イベントジャーナル

「つながれっとクラブ」は、名古屋市男女平等参画推進センター(つながれっとNAGOYA)指定管理者 NPO法人参画プラネットが運営しています。
つながれっとNAGOYAで毎月開催される指定管理者 NPO法人参画プラネット主催のイベントの様子をみなさんにお届けいたします!
(当サイト中、意見にわたる部分については筆者の個人的意見であって、参画プラネットの見解を表明したものではありません)
報告:「わたしの暮らし発見塾〜新しい扉を開く〜」
タイトルわたしの暮らし発見塾
〜新しい扉を開く〜
講 師伊藤静香(アサーティブ・サポーター)
中村奈津子(アサーティブ・サポーター)
渋谷典子(桜花学園大学非常勤講師)
と き第1回 2009年12月10日(木曜日)午前10時から12時
第2回 2009年12月24日(木曜日)午前10時から12時
第3回 別途調整
第4回 2010年1月14日(木曜日)午前10時から12時
第5回 別途調整
第6回 2010年1月28日(木曜日)午前10時から12時
第7回 別途調整
第8回 2010年2月4日(木曜日)午前10時から12時
ところつながれっとNAGOYA セミナールーム
プランなごや21目標2:女性の人権尊重 
目標5:労働における男女平等
方針5−2:女性の職業能力開発と就業機会の拡大
コーディネーター米山 和恵


わたしの暮らし発見塾、第1回から第8回の報告です。
この講座は、公益信託愛・地球博開催地域社会貢献活動基金(あいちモリコロ基金)
の助成を受け開催されました。


2月4日(木)、「わたしの暮らし発見塾〜新しい扉をひらく〜」が終了しました。この講座は、12月10日から、5回のセミナーと3回のインターンシップで構成され、17名の方が受講しました。インターンシップは、2時間を3回、インフォメーション業務の体験を行いました。

第1回目(12月10日)は『事始ワークショップ』、第2回目(12月24日)は、『「仕事実践」オリエンテーション』と題し、中村奈津子さんによる講座が行われました。第2回目では、仕事をするときに大切にするものは何ですか?という問いから、自分自身のメンテナンス方法について考え、受講者同士で共有。また、公的機関である当センターにおけるインフォメーションスタッフとしての基本的なマナーと姿勢についてお話しされました。
第3回目(1月14日)は、『「仕事参入」基礎知識』と題し、渋谷典子さんによる講座が行われました。この回は、労働に関する法律から見た労働者としての権利について確認テストが行われました。また、ワークライフバランスの現状や女性の働き方の希望と現実についてお話しされました。
第4回目(1月28日)は『自分の力発見ワークショップ』、第5回目(2月4日)は『応援ワークショップ』と題し、伊藤静香さんによる講座が行われました。アサーティブというコミュニケーション方法を取り入れた、ワークショップが行われました。また、最後の回では、講師からの受講者の皆様一人ひとりへメッセージカードの贈呈が行われました。

この講座では、最初の回と最後の回において、同じ質問に答えるアンケートが行われます。最初に問いに答えた私と、最後の回に答えた私。そこには、それぞれの受講者の方々の第一歩が見ることができるのではないでしょうか。
 それぞれの人が持つ「何か」と、この講座へ参加し続けることを両立することもまた、参加者の皆さまにとっての挑戦だったのではないでしょうか。最後に、「ありがとうございました。」と声をかけて下さった受講者さんのやり遂げた後のスッキリとした笑顔が印象的でした。

最後に、HPにて掲載可とあったアンケートによる感想を掲載させていただきます。
・話すこと、書くこと、インターンシップなど、盛りだくさんで楽しかったです。
・家や自分の動く範囲ではない処に来ることによって、違う空気(風)を感じることができる。
・講座やインターンを通して新たな気付きがあり、また自分が置かれている状況や自分多大切にしたことが見えてきた。
・長期の講座だったので、仲間と交流を深める時間があったことがよかった。
・人の付き合い方など、苦手なことを克服するヒントが得られました。
・自分が今どの位置に立って、何に困っているのかを見つけるきっかけになりました。
| tsunagaletclb | わたしの暮らし発見塾〜新しい扉を開く〜 | 23:50 | comments(0) | - | - | - |
写真:「わたしの暮らし発見塾〜新しい扉を開く〜」







第3回 仕事参入基礎知識で使用した資料


2月4日(木)第8回ランチ交流会の様子


ランチ交流会でさらに交流が深まりました。
| tsunagaletclb | わたしの暮らし発見塾〜新しい扉を開く〜 | 22:00 | comments(0) | - | - | - |
経過報告:「わたしの暮らし発見塾〜新しい扉を開く〜」
12月10日(木)にはじまった「わたしの暮らし発見塾」の経過報告です!

12月10日、『わたしの暮らし発見塾』第1回を開催しました。この講座は、あいちモリコロ基金の助成を受け、またセンターの指定管理者事業として開催されています。

第1回目は、『事始ワークショップ』と題し、参画プラネットの中村奈津子さんに講師としてお話いただきました。3回の職場体験ができることが特徴であるこの講座。公の施設において、その施設が主催となり、学生や職業訓練といった枠組みの外側にいる市民の方々を職場体験として受け入れる。それは、行政と市民との協働で運営するしくみがあってこそ実現できたものとして、「指定管理者制度」について説明がありました。

わたしという個人は、他者の存在があってこそ見えてくると中村さんは言います。ただし、他者と自分を比べて自分の良し悪しを感じるのではなく、まず第一に「わたしがどうしたいのか」を大切にする。そして、他者の話す価値観を「否定しない」。そして、自分と他者が共有する「時間」を守る意識を持つ。この講座での3つの約束が話されました。

次に、参加者の皆さまによる自己紹介。まず、自分の好きなものや熱中すること、取り組んでいることなどを頭に思い浮かべました。その後、5分間という時間の中で、できるだけたくさんの方とペアを作りながら思い浮かべたことをもとに自己紹介として話す。そして聞く。ポジティブなキーワードからわたしが語り始められた瞬間に、会場はわたしを表現しようとするエネルギーで一杯になりました。

 次に、「男女の平等感についての意識調査」について話され、ワークショップが始まりました。ワークショップでは、まず一人ひとりが、世の中で女性であって不利だなと思う点について付箋紙に記入しました。その付箋紙を模造紙に貼りながら、他者との意識を共有。それらをグループにまとめ、その内容についてキーワードを考えました。それぞれが持つ意識は、実はわたしだけの意識ではなく他者と共通したものが多くあることに気がつくのではないでしょうか。これらの感じ方や社会の状況をなんとか改善するために「男女平等参画」というキーワードがある。そして、私たちの先を生きてきた女性たちが、「もっと私らしく生きたい」という思いから活動が始まり、現在に至っている、とお話されました。

 最後の30分は考え、そして書くという作業で締めくくられました。自分自身を振り返り、そしてこれからどうなりたいのか。静かな部屋の中で、今度は書くことでわたしを表現しようとする音がずっと聞こえていました。
『わたしの暮らし発見塾』では、わたしの暮らし全体を社会という広い視点から見つめることから始まり、次第にわたし自身へ視点をフォーカスしていきます。それにより、実は、わたしの負荷はわたしが問題ということだけではなく、社会の問題でもあるという気付きにつながります。そこから始まるであろう変化の第一歩を応援するのがこの講座です。

これから2ヶ月。情報を聞き、考える。そして書く、話すという表現手段を得ていく中で、参加された方々はどのような変化の第一歩が得られるのでしょうか。講座コーディネーターとして、その様子を見つめながら共に考えていきたいと思っています。
| tsunagaletclb | わたしの暮らし発見塾〜新しい扉を開く〜 | 20:00 | comments(0) | - | - | - |
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