つながれっとクラブ・イベントジャーナル

「つながれっとクラブ」は、名古屋市男女平等参画推進センター(つながれっとNAGOYA)指定管理者 NPO法人参画プラネットが運営しています。
つながれっとNAGOYAで毎月開催される指定管理者 NPO法人参画プラネット主催のイベントの様子をみなさんにお届けいたします!
(当サイト中、意見にわたる部分については筆者の個人的意見であって、参画プラネットの見解を表明したものではありません)
報告:シンポジウム「社会人が大学の門をくぐるとき Part2」
タイトル シンポジウム「社会人が大学の門をくぐるとき PART-2」
と き 2011年2月5日(土曜日)午後1時30分から4時
ところ つながれっとNAGOYA つながれっとNAGOYA 交流ラウンジ
プランなごや21 目標1:意思決定・政策立案過程への女性の参画
2−2 男女共同参画に向けての女性のエンパワーメント
目標3:男女平等・男女の自立のための意識改革
3−2 男女平等観に立った生涯にわたる教育・学習の充実 
コーディネーター 眦舁拡子

2月5日(土)シンポジウム「社会人が大学の門をくぐる時PART-2」を開催しました。
このシンポジウムが初めて開催されたのは2007年6月。そのときのシンポジウムのまとめとして『女性たちの大学院』(須藤八千代・渋谷典子編著、生活書院、2009年)が刊行されたこと、男性の経験者の話も聞きたいという要望があったことがきっかけとなり、今回のシンポジウムが企画実施となりました。

まず4人のパネリストそれぞれに「『女性たちの大学院』を読んで感じたこと」「ご自身の体験談」について、お話いただきました。
(パネリストそれぞれの経歴はこちらをご覧ください。)

大城純男さんは、市役所に勤務しながら夜間大学院に進学。現在は札幌大学教授として研究を続けています。研究の喜びは、「企業・役所社会」と異なり、固有名詞で行動し、意見や成果を発表できることであると強調されました。

石井浩さんは、地域活動や仕事をする中で感じた福祉政策の疑問から大学院へ進学。大学院は研究機関であるため、問題意識が大切であること。自分の問いに対して答えが出たときの「わかった」という喜びはかけがえのないものであると語りました。

真野敏子さんは、大学院での研究を通して、リカレント(循環)教育が人生全体に解釈できると感じ、ご自身も文化的活動と学びを螺旋型に循環させながら今があること。そして、今の心情を綴った自身の詩「おかえり」を朗読されました。

石河敦子さんは、『女性たちの大学院』をするどく分析、考察。ご自分の経験から、大学院に行くことで得られるもの得られないものを率直に語り、「今自分が誰とどんな時間を過ごしているのかが大事、大学・大学院の枠にとらわれずに、もっと学ぶ機会を持とう」と呼びかけました。

「PART-1のパネリストのその後」として、現況の報告もありました。

参加者とのディスカッションでは、社会人学生であるがゆえの悩み「やりたい研究と大学(指導教授)とのミスマッチ」「実践してきたことをどう学びにいかすのか?さらに、学びをどう実践に返していくのか」「退職後のため、実践で活かすことができない」など、主に「知と実践の関わり」がテーマとなりました。
大学院で学ぶ意義は様々であり、学びにおける立ち位置も様々です。パネリストからは、経験者ならではの具体的で現実的なアドバイスも多くありました。また、参加者、コーディネーター、パネリストを含めた双方向の熱心な議論の中で、多様な視点をもった考え方が示され、まさに会場全体が学び合いの場となったようでした。

最後に、コーディネーターの須藤さんから、「知的蓄積がない、環境や準備ができていないなどの社会人の現状によって、自分の格付けをつくる(下げる)必要はない。生きてきたことの自信を持ち、社会人こそが大学に入っていくべきである。学びの創造への対等な関係性こそが大学を拓いていくのだから。」と、学びたいと願うすべての人々にエールが贈られました。

人間の知に対する限りない欲求と、社会人が大学院で学ぶことの大きな可能性を感じたシンポジウムでした。

(眦舁拡子)

| tsunagaletclb | 社会人が大学の門をくぐるとき Part2 | 23:50 | comments(0) | - | - | - |
感想:社会人が大学の門をくぐるとき Part2

 「何かを学びたい」

 還暦を迎えようとした辺りから、自分の内部に沸き起こりつつある何かを感じ始めた。何かを学びたい。戦後生まれの私の人生は諸々の豊かさを求め、家庭人として働き人として・・・それなりに日常を過ごしてきた。
 誰もが考えることかも知れないが、「このままでよいの?」「たった一度だけの人生なんだよ」「他にしたいことはないの?」と、自分自身に問いかけた。それは私が還暦を意識するようになった頃だった。その時の私は、物質的な豊かさでは満たされない、心の隙間を埋めるべき何かを求めたかった。何かを探したかった。そして私はその何かを見つけることが出来た。私の求めていたものは「学ぶ」ということであった。「学び」は与えられるものではなく、自ら行動を起こし手に入れるものであることも知った。今回のシンポジウムに参加したことで、更に学んでいきたいという気持ちが強くなった。そして、意欲的にすでに取り組んでいらっしゃる多くの人達がいる事も知った。心強かった。勇気付けられた。社会人が学ぶ道として「大学の門をくぐる」「大学の門をくぐらない」の大きな選択があるが、自分がどうしたいのかを今一度自分に問い正し、方向を定め、前向きに歩みだしたいと思っている。残された人生を「学び」を通し、心を満たしてゆきたいと思っている。
(藤城佐知子)

| tsunagaletclb | 社会人が大学の門をくぐるとき Part2 | 22:00 | comments(0) | - | - | - |
感想:社会人が大学の門をくぐるとき Part2

 ある時まで、大学は“高校を卒業した後、社会に出る前に行く所”というイメージであったと思う。いや、今でもそう思っている方は多いのかもしれない。私も高校卒業後、周囲の流れに乗り、何となく短大に入った。ほとんど勉強せず、年月だけ過ぎて卒業した、という記憶がある。
 今回のシンポジウムで改めて感じたこと。それは、大学に対する人々の考え方が変わってきている、ということだ。学びたい気持ちは、人生のなかでいつ起きてくるかわからない。年齢に関係なく、学びたいと思った時に挑戦できる場所なのだ。社会人は学びを深める場所として、大学にやってくる。学びたいという意欲を持ってやってくる。今後、社会人学生が増えれば、必然的に大学の質も変わってくるだろう。現場を経験した社会人の存在が、これからの大学を変えていく。大学はもはや入学さえすれば簡単に卒業できる場所、一方的に教えるだけの場所ではない。学ぶ側、教える側双方が、成長していく場になるだろう。 
 今回のシンポジウムでも様々な年代の方が参加していた。学ぶことへの意欲がうかがえ、私も改めて「時間とお金に余裕があれば」、通いたいという思いを強くした。
(藤岡愛) 

 

| tsunagaletclb | 社会人が大学の門をくぐるとき Part2 | 21:55 | comments(0) | - | - | - |
写真:社会人が大学の門をくぐるとき Part2

左から、コーディネーターの須藤八千代さん、
パネリストの大城純男さん、石井浩さん、石河敦子さん、真野敏子さん。




会場からの質問や、意見交換も活発に行われました。
| tsunagaletclb | 社会人が大学の門をくぐるとき Part2 | 20:00 | comments(0) | - | - | - |
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