2009.12.10 Thursday
経過報告:「わたしの暮らし発見塾〜新しい扉を開く〜」
12月10日(木)にはじまった「わたしの暮らし発見塾」の経過報告です!
12月10日、『わたしの暮らし発見塾』第1回を開催しました。この講座は、あいちモリコロ基金の助成を受け、またセンターの指定管理者事業として開催されています。
第1回目は、『事始ワークショップ』と題し、参画プラネットの中村奈津子さんに講師としてお話いただきました。3回の職場体験ができることが特徴であるこの講座。公の施設において、その施設が主催となり、学生や職業訓練といった枠組みの外側にいる市民の方々を職場体験として受け入れる。それは、行政と市民との協働で運営するしくみがあってこそ実現できたものとして、「指定管理者制度」について説明がありました。
わたしという個人は、他者の存在があってこそ見えてくると中村さんは言います。ただし、他者と自分を比べて自分の良し悪しを感じるのではなく、まず第一に「わたしがどうしたいのか」を大切にする。そして、他者の話す価値観を「否定しない」。そして、自分と他者が共有する「時間」を守る意識を持つ。この講座での3つの約束が話されました。
次に、参加者の皆さまによる自己紹介。まず、自分の好きなものや熱中すること、取り組んでいることなどを頭に思い浮かべました。その後、5分間という時間の中で、できるだけたくさんの方とペアを作りながら思い浮かべたことをもとに自己紹介として話す。そして聞く。ポジティブなキーワードからわたしが語り始められた瞬間に、会場はわたしを表現しようとするエネルギーで一杯になりました。
次に、「男女の平等感についての意識調査」について話され、ワークショップが始まりました。ワークショップでは、まず一人ひとりが、世の中で女性であって不利だなと思う点について付箋紙に記入しました。その付箋紙を模造紙に貼りながら、他者との意識を共有。それらをグループにまとめ、その内容についてキーワードを考えました。それぞれが持つ意識は、実はわたしだけの意識ではなく他者と共通したものが多くあることに気がつくのではないでしょうか。これらの感じ方や社会の状況をなんとか改善するために「男女平等参画」というキーワードがある。そして、私たちの先を生きてきた女性たちが、「もっと私らしく生きたい」という思いから活動が始まり、現在に至っている、とお話されました。
最後の30分は考え、そして書くという作業で締めくくられました。自分自身を振り返り、そしてこれからどうなりたいのか。静かな部屋の中で、今度は書くことでわたしを表現しようとする音がずっと聞こえていました。
『わたしの暮らし発見塾』では、わたしの暮らし全体を社会という広い視点から見つめることから始まり、次第にわたし自身へ視点をフォーカスしていきます。それにより、実は、わたしの負荷はわたしが問題ということだけではなく、社会の問題でもあるという気付きにつながります。そこから始まるであろう変化の第一歩を応援するのがこの講座です。
これから2ヶ月。情報を聞き、考える。そして書く、話すという表現手段を得ていく中で、参加された方々はどのような変化の第一歩が得られるのでしょうか。講座コーディネーターとして、その様子を見つめながら共に考えていきたいと思っています。
12月10日、『わたしの暮らし発見塾』第1回を開催しました。この講座は、あいちモリコロ基金の助成を受け、またセンターの指定管理者事業として開催されています。
第1回目は、『事始ワークショップ』と題し、参画プラネットの中村奈津子さんに講師としてお話いただきました。3回の職場体験ができることが特徴であるこの講座。公の施設において、その施設が主催となり、学生や職業訓練といった枠組みの外側にいる市民の方々を職場体験として受け入れる。それは、行政と市民との協働で運営するしくみがあってこそ実現できたものとして、「指定管理者制度」について説明がありました。
わたしという個人は、他者の存在があってこそ見えてくると中村さんは言います。ただし、他者と自分を比べて自分の良し悪しを感じるのではなく、まず第一に「わたしがどうしたいのか」を大切にする。そして、他者の話す価値観を「否定しない」。そして、自分と他者が共有する「時間」を守る意識を持つ。この講座での3つの約束が話されました。
次に、参加者の皆さまによる自己紹介。まず、自分の好きなものや熱中すること、取り組んでいることなどを頭に思い浮かべました。その後、5分間という時間の中で、できるだけたくさんの方とペアを作りながら思い浮かべたことをもとに自己紹介として話す。そして聞く。ポジティブなキーワードからわたしが語り始められた瞬間に、会場はわたしを表現しようとするエネルギーで一杯になりました。
次に、「男女の平等感についての意識調査」について話され、ワークショップが始まりました。ワークショップでは、まず一人ひとりが、世の中で女性であって不利だなと思う点について付箋紙に記入しました。その付箋紙を模造紙に貼りながら、他者との意識を共有。それらをグループにまとめ、その内容についてキーワードを考えました。それぞれが持つ意識は、実はわたしだけの意識ではなく他者と共通したものが多くあることに気がつくのではないでしょうか。これらの感じ方や社会の状況をなんとか改善するために「男女平等参画」というキーワードがある。そして、私たちの先を生きてきた女性たちが、「もっと私らしく生きたい」という思いから活動が始まり、現在に至っている、とお話されました。
最後の30分は考え、そして書くという作業で締めくくられました。自分自身を振り返り、そしてこれからどうなりたいのか。静かな部屋の中で、今度は書くことでわたしを表現しようとする音がずっと聞こえていました。
『わたしの暮らし発見塾』では、わたしの暮らし全体を社会という広い視点から見つめることから始まり、次第にわたし自身へ視点をフォーカスしていきます。それにより、実は、わたしの負荷はわたしが問題ということだけではなく、社会の問題でもあるという気付きにつながります。そこから始まるであろう変化の第一歩を応援するのがこの講座です。
これから2ヶ月。情報を聞き、考える。そして書く、話すという表現手段を得ていく中で、参加された方々はどのような変化の第一歩が得られるのでしょうか。講座コーディネーターとして、その様子を見つめながら共に考えていきたいと思っています。