つながれっとクラブ・イベントジャーナル

「つながれっとクラブ」は、名古屋市男女平等参画推進センター(つながれっとNAGOYA)指定管理者 NPO法人参画プラネットが運営しています。
つながれっとNAGOYAで毎月開催される指定管理者 NPO法人参画プラネット主催のイベントの様子をみなさんにお届けいたします!
(当サイト中、意見にわたる部分については筆者の個人的意見であって、参画プラネットの見解を表明したものではありません)
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感想:防災は、あきらめない力
今回のワークショップでは、冒頭に、講師の常光さんが主体的に制作に関わられた冊子『わたしの防災力ノート』の、出来上がるまでの経緯をお話しくださいました。印象的だったのは、彼女が「男女共同参画の基本は“より良い地域づくり”である」という認識から防災に注目をし、市民グループの女性や女子学生など、町の住民を巻き込んでのヒアリングやワークショップを地道に重ねて、3年がかりで冊子を作られたというプロセスです。(ちなみにこの『わたしの防災力ノート』は、昨年度にNPO法人全国女性会館協議会主催の、第3回事業企画大賞を受賞されています)。市民との協働と継続の力を、とても感じたエピソードでした。

その後、本題としてお話しされたのは、阪神淡路大震災の検証として、亡くなった方の約6割が女性であったこと(男性より千人ほど多いのです)、特に、単身世帯の高齢女性に被害が大きかったこと、さらに震災後の女性特有の困難として、授乳や保育(子どもの夜泣き、アレルギーなど)の問題、男性が職場で体と時間を取られてしまう中での孤独な生活再建、雇用調整としてパートタイマーの女性が先頭となって行われたリストラ、レイプ・性的被害やDVなどの深刻さ、といったことが課題として浮き彫りになったという、震災の時に立ち現われてくる困難の具体的な事例でした。

そして、「そういった、女性が抱える特有の困難への配慮は、徐々にその後、各地で災害対策に取り入れられてきていますが(たとえば男女別のトイレの設置、更衣室や授乳室の設置など)、皆さんの住む地域での、防災計画などにその視点はあるでしょうか?」・・・というのが、常光さんからの最初の問題提起でした。実際、横浜市では新たな防災計画において「女性、子供や高齢者への配慮」といった内容が盛り込まれたとのこと。これは、実践から施策の実現へつながる、素晴らしい試みのひとつではないかと思います。

さて、その後のワークショップを通して実感したのは、震災への備えに必要な心構えとして、やはりまずは「自分ごと」として災害をイメージする力、そして身近ではどういった対策が取られているのかを知る姿勢、さらに自分に何ができるかを考え、共有していく行動。何よりも主体性が大切なのだというのが、改めて感じたことです。震災においては「誰かが何とかしてくれる」とか「あんまり考えたことないから、特に備えはない」といった受け身では、自分と大切な人の暮らしを守れない。災害で失うものは、目に見えるものだけではなく、むしろ目に見えないものの方が、心の痛みを伴うもの・・・。今回学び、考えたことは、是非、わたしの大切な人たちと共有していこうと思いました。
(中村奈津子)
| tsunagaletclb | 防災は、あきらめない力 | 22:10 | comments(0) | - | - | - |









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