つながれっとクラブ・イベントジャーナル

「つながれっとクラブ」は、名古屋市男女平等参画推進センター(つながれっとNAGOYA)指定管理者 NPO法人参画プラネットが運営しています。
つながれっとNAGOYAで毎月開催される指定管理者 NPO法人参画プラネット主催のイベントの様子をみなさんにお届けいたします!
(当サイト中、意見にわたる部分については筆者の個人的意見であって、参画プラネットの見解を表明したものではありません)
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まちづくりフォーラム 感想:「ZEROから見つめる市民と行政と社会」
10分前に会場入りした。ラッキーなことに一番前の席が空いていた。待つ間のBGMが心地よく気持ちが落ち着いた時、場内が明るくなりパネラーの皆さんがにこやかに登場した。私の目の前には、正面左からモデレーターの澤昭裕さん、パネラーの村尾信尚さん、石田芳弘さん、十枝真弓さん、池田桂子さんが席に着いた。
さあ、まちづくりフォーラム「ZEROから見つめる市民と行政と社会」が始まった。

モデレーターの澤さんから、行政改革をテーマに「WHY NOT」を創設し、書籍「無名戦士たちの行政改革」の出版を機にこのフォーラムを開催する運びとなったことと今回の趣旨が説明され、それぞれのパネラーにマイクが渡された。

私のアンテナが捉えたパネラーの意見は以下のとおりである。

村尾さんは、ビジョンを持たない政治家が多くなったので、市民が当事者意識を持って、立候補者がマニフェストを作成するのではなく、市民が公約を作って候補者に突きつけ、受け入れた候補者に投票するという、市民主導の選挙にすることが必要だと語った。
また、受益(サービス)と負担(お金)を考えた時、行政・公務員のサービスには選択がない。これが究極の根源であるから行政や議員は情報公開と説明責任を持つことが必要であり、メディアの役割も、市民の目線で伝えることが重要であると付け加えた。
現在ニュースキャスターである村尾さんは、主観的になってしまうコメントを、いつも客観的になるよう市民・消費者・納税者・次世代の目線を意識して言っていると話された。

石田さんは、ご自身の議員生活を踏まえて、政治と政治家は違うと力説した。行政がクラッシックなら政治はジャズ(即興)。地方分権というが、現状は中央が決めてしまうことを地方はただ行うだけ。地方に権限を持たして地方自治を行うことが必要だと言われた。
そして、政治を市民の手に取り戻そうとも。政治と政治家を切り離して考え、原因は特権だらけの議員だから、議員がどういう職業なのかを原点に戻って考えることが大切で、無能な議員を見抜く力を持ち厳しい注文をつけることだと話された。

十枝(とえだ)さんは、市民の代表として意見を述べられた。
やはり市民の当事者意識が欠如していると考え、自分が市民の立場で何ができるかを考えた時、市民公募委員に応募して行政にかかわることだと言われた。自分が納めた税金が何に使われているか知ることが政治に参加することだとも。
そして、市民が情報をうまく入手することが重要で、ニュース・新聞・広報紙・インターネットなどのメディアを活用することだが、そのメディアが変わらなければ市民は変わらないと言われた。メディアが市民目線で情報提供することを期待し、音を使った広報(アナウンス)をやってみてはとの提案があった。

池田さんは、行政の立場では愛知県教育長を務め、弁護士の立場でNPO・市民活動にも協力し、DVの法律をつくる運動や政策提案をしている。その活動の中で、議員の在り方や関心を持たない市民が多いと語った。議会での議員の態度、普段の姿勢を市民に見てもらうためにもっとメディアが映すべきであり、パブリックコメントも行政支持の意見が多いのが現状であるとも言われた。

最後に、澤さんは、受動的な市民から当事者の意識を持ち、市民ができることは、CHECK 提案 ACTION(実現した政策を分担すること)であるとまとめられた。

休憩を挟み、参加者との意見交換をした中で、「市民の立場で行政に発言しているがなかなかうまくいかないがどうしたらいいのか?」という問いに、村尾さんは、役人OBが架け橋になって市民と行政の間を取り持つことを提案した。元首長の石田さんは、行政の立場を理解してほしいと付け加えた。

時間が押し迫り、澤さんは市民ができることを以下のようにまとめられた。シングルイシュー(環境・教育など1つのことに追及すること)では、行政と溝ができてしまいやすいので、全体を見る能力を市民がつけること。市民活動は横、行政は縦という組織の違いを踏まえること。で、とにかくやってみることだと。

中身の濃い2時間だった。
私の感想としては、自分の払った税金が、自分に使われているという実感がないのも事実。公共でうける無料のサービスや安いサービスが自分の税金が補てんされているんだと感じないのはどうしてだろう。
男女共同参画では、「私の問題は社会の問題」とよく言われるが、生活は政治に直結していると気付くことが大切だと思う。が、周りを見ても、政治に関心を示さない人が多いのも確かだ。自分自身困ったこともなく平穏に過ぎているからだろうか。自分さえよければ、自分の生活がとりあえず成り立っていれば政治にも、税金の使い道にも、興味ないのかもしれない。
政治の世界は自分とは縁のないものと思っている人も多い。政治に参加する人や興味を持つ人は特別な人であり、自分には敷居が高いと思っている人も多い。気軽に、政治や行政の在り方について語れる雰囲気をつくることが必要だと思った。職場で、学校で、PTAで、サークルで、井戸端会議で、政治が市民の話題として当たり前のように話せたら、市民の当事者という意識も上がるのだろう。
また、行政も、国政も、市民の税金がこんなことに使われているんだという情報公開をわかりやすく積極的にするべきだと思った。パブリックコメントにしても公募委員の募集にしても、チラシやHPでの案内だけでなく、メルマガシステムをつくって市民に直接情報送るといことも考えてほしい。
そしてメディアの役割は大きい。是非、市民の目線で広報してほしいと思うが、一番は市民が政治に関心を持つ気づきを与えることだと感じた。
(明石雅世)
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