つながれっとクラブ・イベントジャーナル

「つながれっとクラブ」は、名古屋市男女平等参画推進センター(つながれっとNAGOYA)指定管理者 NPO法人参画プラネットが運営しています。
つながれっとNAGOYAで毎月開催される指定管理者 NPO法人参画プラネット主催のイベントの様子をみなさんにお届けいたします!
(当サイト中、意見にわたる部分については筆者の個人的意見であって、参画プラネットの見解を表明したものではありません)
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女性のためのブックトーク 感想:「女の遺言〜わたしの人生を書く」
「女の遺言」と、なぜ「女」とこだわるのか、こだわらなくてはならないのか―女性が置かれた現状から察しはついたが、ブックトークに参加して、わたしの答えが的外れではないことがわかった。

「わたしのことはわたしが決めていい」このブックトークで、わたしが一番感じ取ったメッセージである。

わたしがカナダで暮らしていたときに出会った日本人移住者の女性は、わたしに「will(日本で言うところの遺言)」を書くことがとても重要であり、特別な財産を持った人だけのものではないと教えてくれた。血縁と遠く離れて暮らすことを選択した移住者は、文化も宗教も違う中で暮らす。特にカナダトロントでは、多文化主義を尊重しているから、葬儀一つにしても多様である。自分がどの宗教で葬儀を行い、火葬か、土葬かも決めておかなければ、残された者は選択肢が多すぎて困るであろう。友人は、万が一子どもだけが残された場合も「信頼するカナダの友人を後見人にする」と「will」に記してあるそうだ。英語で教育を受け、カナダの価値観で育った子どもが、「血縁」というだけで親交のない日本人の親類に引き取られ、慣れない日本で過ごさなければならなくなるのを避けるためだといっていた。彼女は、「will」は自分がどうしたいのかをきちんと考えて決定した結果を書いたと言った。

日本はどうであろうか。自分のことを自分で決められる女性がどのくらいいるのであろうか。「わたし」がどうしたいのか、女性が自分の意志で「自己決定」ができる環境がいかに少ないか。親や配偶者(一般的に「主人」)に頼らなければならない女性の状況が、「自己決定」の権利と責任から遠ざけていると思う。
「わたしのことはわたしが決めていい」−どの女性にも「自分で決める力」があり、その価値があるはずだ。その力を取り戻そう。
『女の遺言』は、自分が亡くなったときのことをテーマにしているが、実は女性を一人の価値ある人間として認め、自分の生き方は自分で決めようという、女性への大いなる賛歌だと受け取った。
(いとうしずか)
| tsunagaletclb | 女性のためのブックトーク「女の遺言〜わたしの人生を書く」 | 22:45 | comments(0) | - | - | - |









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