つながれっとクラブ・イベントジャーナル

「つながれっとクラブ」は、名古屋市男女平等参画推進センター(つながれっとNAGOYA)指定管理者 NPO法人参画プラネットが運営しています。
つながれっとNAGOYAで毎月開催される指定管理者 NPO法人参画プラネット主催のイベントの様子をみなさんにお届けいたします!
(当サイト中、意見にわたる部分については筆者の個人的意見であって、参画プラネットの見解を表明したものではありません)
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講演会 感想:「性暴力被害を考える」
今回、リンダ・ジンガロさんにお会いするまで、わたしは彼女のことを、チラシの文言程度にしか知りませんでした。カナダ在住のフェミニスト・カウンセラーであること。現在は性的虐待や性犯罪に関するカウンセリングを行っていること。そして著作があり、日本へも何度か足を運んでいることなど。講演会を聴きたいと思ったのは、リンダさんに関心があったからではなく、自分が「性」を持つ当事者である以上決して無関係ではありえず、常に考えるときに恐れと憤りを伴う「性暴力」に対して、向き合って深く考えたいと思ったからです。

だから、とても分かりやすく、耳に届く言葉で話し始めた彼女が、サバイバーとして、複数の周縁のアイデンティティを持つ個人として、援助職・教育職・カウンセラーとして、当事者の声を今ここで伝えているのだと知ったことで、わたしは強く心を打たれました。泣き出しそうな気持ちと、一言も聞き漏らすまいと意識を集中する中で、2時間半はあっという間に過ぎていきました。

リンダさんは講演の最後に、「自己のつらい体験を開示することは、話す側にとってだけでなく聞く側にとっても、時につらく、負担のかかる体験でもあるのです。今日は、どうぞご自分を十分いたわって、自分を大切に思ってくれる人と、過ごしてください」と言われました。その意味は、自分の体験と照らし合わせても、とてもよく理解できました。そして、会場にいた80名を超える女性たちの間に、共感と共鳴、互いへの思いやりが伝わるのを感じたのは、わたしだけではなかったと思います。

「性暴力被害」をめぐる様々な誤解や神話に対峙すること。「支援者」とは一体どういう存在であるのか。当事者として「自己開示」することの意義はあるのか。そしてわたしたちは何のためにここにいて、行動するのか。すべての意味は人々の「関係性」の中で生まれ、はぐくまれる。人と出会ってつながることから創られる希望と可能性に、温かい気持ちも受け取ることのできた講演会でした。
(中村奈津子)
| tsunagaletclb | 講演会「性暴力被害を考える」 | 22:29 | comments(0) | - | - | - |









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