つながれっとクラブ・イベントジャーナル

「つながれっとクラブ」は、名古屋市男女平等参画推進センター(つながれっとNAGOYA)指定管理者 NPO法人参画プラネットが運営しています。
つながれっとNAGOYAで毎月開催される指定管理者 NPO法人参画プラネット主催のイベントの様子をみなさんにお届けいたします!
(当サイト中、意見にわたる部分については筆者の個人的意見であって、参画プラネットの見解を表明したものではありません)
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講演会 感想:「被害者の経験に学ぶ、ドメスティック・バイオレンスの構造」
11月30日、女性男性含め100名あまりの方々が参加する中、講演会が開催された。

質疑応答の際、一人の男性が言った言葉を思い出す。
「ここには、グレーゾーンで加害者の方だったり被害者である方がいらっしゃるかと思いますが・・・・」
確かに、この講演会へ参加した方々は、それぞれの関心の持ち方に違いはあれ、「DV」という言葉に「確実」になんらかの意識を持ったからこそ参加する事を選択したのだろう。

「DV」を考える時、私にとって一番恐ろしい事と感じるのが“加害者も被害者も、それが暴力であるということを認識できないでいる。”ということだ。暴力を暴力として意識することも無く、苦しみを苦しみとして受け止められない。
加藤さんは、「DVは子供に再生産される」と言ったが、その環境の中でそれを当然のこととして受け止めながら成長していくことが、どれほど将来へ向かって恐ろしいことを引き継いでいるのであろうか、と考えさせられる。

加藤さんは「ネガティブなものをポジティブな力に変えた」とおっしゃっていたが、それがどれほどのエネルギーが必要であるかということを想像するに耐えない。しかし、その怒りと恐怖の連鎖を断ち切ることこそ、支配とコントロールの無い将来へつなげていけることなのだということは明らかだ。

それならば、私には何ができるのだろうか、と自分へ立ち返る。
その苦しみを苦しみと認識せず、あたりまえに我慢するものとして、時々笑いながらちょっとした愚痴のように話す相手に、「それは愛ではないよ。暴力なんだよ。」と言えなかった私がいた。そして、気付きながらも相手に対してなんの言葉も持ち合わせていなかった私がいた。
「DVは男性の問題ではない。女性の問題でもない。個人の問題ではない。これは社会の問題なのだ」そして、「子どもは社会の子どもなのだ」というアメリカ、マサチューセッツ州では、教師に対してDVの中で育っている子どもを見抜き対応するための教育が行われるという。

「DV」という単語が少しずつ認識されてきている日本。これからはその単語だけではなく、「DV」とは何かという認識と理解、そして(加害者、被害者を含め)その環境を知った周囲の人間がどのようにそれに対応していくと良いのかということが、一つのプログラムとして広まり認識されていくことが必要なのだ。同時に、私自身もそれを学んでいく必要があるということを強く感じた。
(米山 和恵)
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