2009.08.27 Thursday
感想:シンポジウム「NPOのチカラ」
8月27日午後、残暑の厳しい名古屋で、中央大学政策研究機構とNPO法人参画プラネットの共催により女性のキャリア形成とNPO活動についてのシンポジウムが開催された。広岡守穂中央大学教授、羽田野慶子福井大学教員の研究者二人と、石井布紀子さん、松下光恵さん、小森ひとみさん、渋谷典子さんはそれぞれにNPOの代表理事・理事を務める女性4人のシンポジウムである。
4人の女性たちの属するNPOは、指定管理者、事業受託者として各自治体と協働し、日々の業務に励んでいる。今回は、松下さん、小森さん、渋谷さんに生い立ちも含めた自身のキャリアを語ってもらうことで、NPO活動の果たした役割が明らかにされていった。阪神大震災を契機にNPO活動に携わり、14年間に3000回の講演をこなしてきたという石井さんの鮮やかなコーディネートで、後半は広岡さん、羽田野さんも交えて各自の視点からNPOの今後についての意見が交わされた。個々人のキャリア形成にNPOという柔軟な形はたいへん有益であり、職業キャリアの継続が困難な女性にとって、ワーク・ライフ・バランスを体現した新しい働き方の実践の場にもなると羽田野さん。「NPOの発展が格差社会打開のパワー」という広岡さんの言葉には深く共感した。
(重原惇子)
4人の女性たちの属するNPOは、指定管理者、事業受託者として各自治体と協働し、日々の業務に励んでいる。今回は、松下さん、小森さん、渋谷さんに生い立ちも含めた自身のキャリアを語ってもらうことで、NPO活動の果たした役割が明らかにされていった。阪神大震災を契機にNPO活動に携わり、14年間に3000回の講演をこなしてきたという石井さんの鮮やかなコーディネートで、後半は広岡さん、羽田野さんも交えて各自の視点からNPOの今後についての意見が交わされた。個々人のキャリア形成にNPOという柔軟な形はたいへん有益であり、職業キャリアの継続が困難な女性にとって、ワーク・ライフ・バランスを体現した新しい働き方の実践の場にもなると羽田野さん。「NPOの発展が格差社会打開のパワー」という広岡さんの言葉には深く共感した。
(重原惇子)